
最近は公共交通機関を初めとして、多くの施設でバリアフリー化が進んできました。
旅行は介護する側、される側双方にとって、気分転換にもなり疲れを癒す効果を持っています。 介護付き旅行や公共機関サポートを活かし、旅行の楽しさを満喫しましょう。
介護旅行
旅行の専門知識を持ち、介護や看護の技術を身につけた「トラベルヘルパー」が同行する介護付きの旅行で、 高齢者の身体状況に合わせた旅行の計画や手配はもちろん、旅行先で必要な介助や介護を提供してくれます。
介護旅行の参加の条件は3つです。
- 介護を受ける本人に旅行に行きたいという気持ちがあり、その意思確認ができる
- 家族が賛成している
- 主治医やケアマネージャーなどの許可がある
旅行に際しては、高齢者の身体状況や補助具(杖や車いす、補聴器など)の使用状況、不安点などを事前に伝える必要があります。 電動車いすは、機種によっては移動手段に制限が出たりする場合もありますので事前に十分に打ち合わせをしましょう。
旅に役立つ知識
新幹線や特急列車
車いすの場合
新幹線や主要な特急列車には、車いすに対応する障害者専用指定席が設けられています。
利用するには、事前に乗車駅に相談し申し込んでおく必要があります。
また、旅行会社を利用する場合は、申込時にその旨を伝え手配してもらいましょう。
駅員がホームを経由して車内まで誘導してくれます。 列車をおりる時も、ホームで駅員が待っていて必要な誘導をしてくれます。
飛行機
足が不自由な場合
足が不自由で空港内の移動に車いすを使いたい場合、通常、2日前までに航空会社に伝えれば、 搭乗当日はチェックインカウンターで車いすを用意しておいてくれ、搭乗ゲートまで誘導してくれます。
到着空港では飛行機を降りるとゲートで用意された車いすに乗って、手荷物受取台まで誘導してくれます。
車いすの場合
車いすを利用している場合、予約の時に車いす利用であることを申告する必要があります。 また座席については安全上の理由から、非常口の前や2階など一部利用できない座席があります。
通常はチェックインカウンターで自分の車いすを預け、空港の車いすで搭乗ゲートへ向かいます。 しかし空港や搭乗する飛行機、本人の状態によっては、自分の車いすに乗ったまま搭乗ゲートまで向かうことも可能です。
自分の車いすで搭乗ゲートまで行くことを希望する場合、事前に希望を伝え、 車いすのサイズ(幅、奥行き、高さ、重さ)と折りたたみが可能か否かを伝えます。
機内でのサポート
搭乗時は、身体に不自由がある人から搭乗となります。 機内でも車いすが必要な場合は、機内の通路が狭いため機内専用の車いすに乗り換えて座席に向かいます。
飛行中にトイレへ行く場合は、座席から機内専用の車いすで、客室乗務員が押してくれますが、 客室乗務員はトイレ介助は行いませんので、同行者が行うことになります。
また、食事制限のある人向けに、低カロリー食や糖尿病食など、各特別機内食を用意しています。 いずれも事前に予約が必要なので、航空会社や旅行会社に希望を伝えておくことが必要です。
宿泊施設
夫婦や親子の旅行などでどちらかに介助が必要な場合、大浴場では介助ができませんが、 専用露天風呂付きの客室や貸し切りの家族風呂を備える旅館が増えており、入浴介助が可能です。
最近ではバリアフリー対応に意欲的に取り組む宿泊施設も着実に増えています。
ただし、バリアフリー対応の部屋についての一定の基準があるわけではないので、 「車いすが使いやすい」「目が不自由でも使いやすい」など状況に応じて要望を伝えて、 手配するとよいでしょう。
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