2012/08/01

体温・血圧の測定

体温と血圧測定は健康管理の基本のキ

体温、血圧など人が生きていることを示す所見を「バイタルサイン」といいます。バイタルサインは人によって標準値が異なりますので、4~5日測定し平均値を出しておき、異常時には早期に発見できるようにしましょう。

体温

高齢者の体温は一般の成人より 0.2 ~ 0.5℃ ほど低めです。そのため微熱であっても病気の可能性もあるので注意が必要です。体温は運動や食事、発汗などでも変化します。また、朝は低く、夜は高くなり、その差は 1℃ といわれています。

そこで、起床時の体温を基礎体温として、体温測定の基本とします。

正しい体温の測り方

腋の下に体温計を挟んで検温する方法

  1. 左右で 0.1~0.4℃ ほど異なるので、測定する側を決めておきます。
    麻痺のある人では、麻痺側の体温が低い傾向があるので、必ず健側で測定しましょう。
  2. 腋の下の汗をよく拭き、体温計の測定部を下から入れます。
  3. 腕と体をくっつけ、ひじを曲げて反対側の肩か腕にかけるようにします。

体温計を口に挟んで検温する方法

体温計を舌の下に差し込み測定します。
脇の下に比べ短時間で効果的な体温測定が可能です。

ただし、せきが出る人、呼吸困難の人や認知症の人は危険な場合もあります。

血圧

血圧を測定することで、心臓の状態がわかります。
血圧は低いほど心臓病などのリスクが低いと考えられています。

家庭で測定する場合、収縮血圧が 130 mmHg 未満、拡張期血圧が 80 mmHg 未満であれば正常血圧です。
目安としては、下記のようになりますので参考にしてください。

家庭での血圧測定の目安

収縮血圧 拡張期血圧
~130 mmHg ~80 mmHg 正常血圧
135~140 mmHg 80~90 mmHg 軽症の高血圧
140 mmHg~ 90 mmHg~ 高血圧、治療が必要

人間の血圧は、1日を通じて一定ではなく、時間や環境によって変動します。 そのため血圧は、きちんとした手順や環境を整えて、定期的に測定する必要があります。

  • リラックスした状態で測定する
    • 測定前1時間程度は、食事・入浴・運動は避けましょう。
  • 椅子に座った状態で測定する
    • 寝たきりの場合はそのまま測定します。
    • 血圧は、「心臓の高さになる上腕の血圧を座って計測した値」が基準となります。
  • 毎日同じ時間、同じ環境で測定する
  • 信頼できる血圧計を選んで測定する
    • 上腕部にカフをまいて測定するものは正確性が高いでしょう。
      身体の末端の血圧は変動が大きいため、手首や指先で測る血圧計の測定値は目安程度に考えた方が無難です。
    • 麻痺のある人は健側で測定します。

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