
介護保険の申請の仕方 で解説したとおり、 要介護認定を申請すると、調査員が訪問調査に来ます。
訪問調査では、要介護者本人(介護を受けられる方)の心身の状況などを正確に把握するために、 おおむね1時間程度で行われます。
なお、要介護認定にかかる期間は、申請してから一ヶ月程度が目安となります。 ただし、市区町村や時期などによっては1ヶ月を超えるケースもあるため、 結果が来るまでの目安を調査員やケアマネに確認しておくといいでしょう。
訪問調査について注意したい点などを確認しましょう。
事前準備
認定調査時にはありのままを正直に話せばいいのですが、いざ、 認定調査の場になると緊張して正確に答えられなかったり、 普段を思い出せずに言い逃してしまったりすることもあります。
下記のような点について質問されますので、予めどんな状況か メモを取っておくなどするといいでしょう。
- 身体機能・立ち居振る舞い(麻痺、関節の動き、視力、聴力など)
- 生活機能(食事、着替え、外出など)
- 認知機能(意思の伝達、物忘れ、徘徊など)
- 精神・行動障害(問題行動、感情の不安定、収集癖など)
- 社会生活への適応(薬の内服、金銭管理、買い物など)
- 過去14日間にどのような医療を受けたか
厚生労働省による認定調査員向けのテキストが公開されていますので、時間がある場合、さーっとでも目を通しておくと、準備に役立つかもしれません。
認定調査員テキスト2009改訂版(平成24年4月改訂)PDF
また、介護に際して「気になる病気や怪我」や、「困ること」なども メモを取っておくといいでしょう。
認定調査当日
立ち会い
認知症については家族に対しても質問がありますので立ち会いは必須です。
それ以外の場合は、立ち会いは必須ではありませんが、要介護者本人のみが 認定調査を受けると、普段より元気にふるまったり、プライドから出来ないことまで 出来ると言ってしまったりする場合もあり、正確な状況が伝わらないケースも多くあります。
きちんと正確な状況を伝えるためにご家族も一緒に参加して、 本人が説明しきれない点や、家族にとって気になっていることを 調査員に伝えてください。
ありのままを正確に
まず、要介護者本人には質問に正直に答えるように、予め話をしておきましょう。
調査員には守秘義務があり、申請者のプライバシーは守られます。 安心してありのままを伝えるようにします。
もし、本人が普段の状態と違うことを言っている場合は正しく伝え直しましょう。
本人のプライドを傷つけてしまうのではないかと心配な場合や、 認知症による問題行動等について本人に認識がない場合は、 本人にはわからないようメモを渡すなど、配慮しましょう。
介護の上で困っている事、不安なことを伝える
介護をする上で困っていることや不安なことがあったら遠慮せずに伝えるようにしましょう。 普段の様子などのメモを取っておくなど、特に伝えた方がいいことなどについては事前に 考えておくといいです。
「こういう事は言った方が良いのかな?」と、悩むような事があれば、 それは正直に伝えましょう。 調査員はそれが介護と関連するかを判断して、必要であれば特記事項に書いてくれます。
遠慮してしまい、後で「伝えておけばよかったかな?」などと後悔しないためにも、 迷った際は思い切って伝え、判断はプロである調査員に任せましょう。
入院中の場合
本人が入院中の場合は、病院に調査員が来ます。 予め、病院の相談員やケースワーカーに相談しておきましょう。
ここを CHECK!
- 介護に関して困っていること、不安なことをメモしておこう
- 訪問調査には出来る限り家族も立ち会おう
- 正直に正確に伝えよう
- 要介護者本人に聞かせたくない内容はメモにして調査員に渡そう
- 気になることは遠慮せずに伝えよう
0 件のコメント:
コメントを投稿